ゴールデンウィークに温泉旅行を計画するのであれば、混雑していない温泉街の温泉宿で寛ぎたいものです。

日本は有数の温泉大国であり、国民の多くが昔から、「温泉」につかるということを愛し続けています。旅先での寛ぎの要素に【温泉】は欠かせないという人が殆どではないでしょうか。

火山帯の多くが錯綜する日本では、それが熱源となって地下の水脈を熱し、温泉として吹き上げています。そして、その上に文化が形成・・・もう、温泉は日本人のDNAに焼き付けられているのだと思います。

家族みんなで旅先の温泉にゆっくりとつかるというのは、それだけで楽しみなことです。

ゴールデンウィークの温泉旅行を考える時、数ある温泉地の中でも、通年人気な温泉地があり、まずはそちらが念頭に浮かぶかと思います。

筆者がCMの記憶などで思いつくだけでも、有馬温泉、道後温泉、登別温泉、草津温泉、別府温泉・・などなど。しかし、これらの温泉地には、ゴールデンウィークの時期ともなれば、観光客が全国から殺到します。はなから、宿の予約もいっぱいの状況です。

それでも、やはり有名な温泉に入りたいとなれば、どうしたら良いでしょう。出来れば宿にも泊まって、目的の温泉にも入るには。

近年、かなり有名な温泉地でも、「日帰り入浴サービス」を行っている旅館や温泉施設が多くなっています。そして、ここに、客足の少ない日中に行くと、ゆっくりと温泉につかることが可能となります。

そしてこのことを念頭に、お宿は有名温泉街ではなく、そこから少し離れた地域にすると、予約でいっぱいということも回避することができます。

日本有数の大規模な温泉街といえば「洞爺湖温泉」や「諏訪温泉」です。これらの地域では、広範囲にわたって泉質の同じ温泉が湧いているおり、隣の町であっても同じ温泉につかれる状況です。したがって、混雑する温泉街から離れたところに宿を取れる可能性が高いと言えます。

いわゆる、ひなびた、人のあまり来ないという点で「穴場」な温泉宿というものがあります。

特に、群馬県の一部や東北地方の内陸部に、これらは散在しています。温泉街と名ばかりで、多くても数軒の旅館、時には民宿一軒などというところです。これらのところは、さすがゴールデンウィークといっても閑散としています・・。都会に大人の隠れ家、という発想がありますが、これが地方で温泉ありとなれば、まさに、温泉旅行の穴場とも言えるのではないでしょうか。

こういったところは、温泉旅行の穴場としてねらい目であるといえましょう。

しかしながら、客を受け入れるキャパシティが数軒、ということになると、すぐに埋ってしまう可能性もあるわけで、見つけ次第に予約を入れることが肝心です。