ゴールデンウィーク中の京都旅行の場合、時期的に有名な祇園祭こそ、はずしてはしまいますが、GW中の祭礼行事は珍しいものが他にもけっこうあるのです。また、花の名所といわれる所も多く、ツツジ・ヤマブキ・カキツバタなどが楽しめます。

ただし、観光シーズンの京都、なかんずくゴールデンウィークの京都旅行は非常に込み合うことを覚悟しないといけません。ことのほか留意すべきは交通渋滞。京都の中心街を走る四条通やJR京都駅周辺は大変な交通量と共に人混みが絶えません。時に路線バスが渋滞に巻き込まれて遅れ、歩いた方が早い?ことも。

京都市街の移動には地下鉄やJRを利用するのが賢明です。

さて、京都には、京都ならではの珍しい観光スポットが存在します。リストアップしたらきりがありませんが、有名かつ、おすすめなのは『大念仏狂言(だいねんぶつきょうげん)』と『神護寺の虫払定( むしばらいのさだめ )』です。

5月1日から4日までの間、千本ゑんま堂(引接寺)で「ゑんま堂大念仏狂言」が行われます。また、同じ期間、二条城城外庭園神泉苑で「神泉苑大念仏狂言」が行われます。時期は若干ずれますが、その他多くのお寺などで各種の「大念仏狂言」を冠した「狂言」が盛んに催されます。ちなみに、千本ゑんま堂大念仏狂言は、京都三大念仏狂言のひとつで、歴史的にも貴重な存在です。

狂言は日本古来の伝統芸能で能楽や歌舞伎などにくらべ、理解し易くやすく庶民的。子供にもわかりやすいので、家族旅行でも必見です。

5月3日の神護寺の虫払定( むしばらいのさだめ )とは、年に一度の、お寺の「宝物」を虫干しする儀式。この時に、貴重な国宝や文化財を拝見することができます。あまりに貴重なので撮影は禁止されています。

神護寺境内は広く眺めも良いので、清滝までのハイキングを楽しむことができます。これぞ、中心街の雑踏を離れた穴場スポットといえるでしょう。