安全衛生標語の作成 職場の募集が締切間近!

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会社の職場(作業待機所)で、「安全衛生標語大募集」の応募用紙を渡されました。応募用紙冒頭には「2016年度安全衛生標語の募集を致します」とありました。

 

過去、別の標語で賞品をゲットした経験があったので、今回も頑張ってみようかと思いました。

 

ところが、当社「○○安全衛生委員会」発行の応募用紙を渡された日が2016年の1月26日で、締め切りが「2月5日」。「募集期間が短くてすみません・・」という記載がありました。

 

「安全衛生標語」については、その大所である「中央労働災害防止協会(中災防)」というところで、全国的な標語の募集を行うなどの音頭を取っています。きちんとした会社・事業所では、「安全衛生委員会」を設けて、打ち出された基準を遵守することになっています。

 

うちの会社もその事業所の一つとして、今回の「安全衛生標語」の募集を行ったものと思われます。とは言え、中災防の年間標語の全国応募を見てみると、例えば、平成28年度の年間標語の応募締め切りは前年の平成27年4月30日となっていて、うちの会社は当年の標語を当年の2月上旬に締め切りといった具合なのですが・・この状況はいかがなものなのでしょう・・。

 

 

安全衛生標語の例(筆者の作成した作品です)

 

 

さて、肝心の応募する「安全衛生標語」ですが、中災防で選定された優秀な作品を参考に作成してみました。

 

ネット上には、各種の標語・スローガンの作成システムやアプリが公表されていて便利な世の中になりました。しかし、例えば、優秀な「安全衛生標語」の一覧をつぶさに閲覧して、決まったテーマに対して、自分は何が言いたいのかを模索して「作品の一部語句」を利用させていただくことで、いくつかの標語ができることに気がつきました。

 

アプリやシステムでの作成では、言葉の羅列に終ってしまうのでは・・と思いました。

 

まず、昭和52年から平成27年へかけての中災防公表の歴代年間安全衛生標語を閲覧して、職場の安全衛生とは何かについて考えてみました。

 

安全衛生標語 歴代年間標語

 

安全衛生標語のテーマは、安全で災害の無い職場環境の構築。これは、労使・職場が一体となって実現していくものです。歴代の安全衛生標語をつぶさにかみしめて、その言わんとするところを俯瞰してまとめると以下のことが言えると思いました。

 

まず、無災害は安全確保から始まり、全てにわたり「安全が第一優先」されるべきこと。そして、これを実現するのは、一人一人の心がけと実践であること。さらに、心がけと実践の活力の源(みなもと)は健康第一であるということ。心の健康は職場の和(明るい職場)から。また、身体の健康は、自らの健康管理と共に職場の快適な労働環境にあるということ。

 

 

 

以上のことを踏まえて、また、歴代安全衛生標語の作品を参考に、今回、筆者が作成した安全衛生標語は以下の5つとなります。

 

  1. あわてずに 安全第一 ゼロ災職場
  2. 自らの安全確保と「報連相」 その実践でゼロ災職場
  3. 健康管理と安全確保 ルールを守ってゼロ災職場
  4. 安全を心ひとつに第一優先 全員参加の無災害
  5. 安全は一人ひとりの心掛け これをつなげる職場の和

 

皆様もこのような観点で作成されてみてはいかがでしょう。

 

 

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安全衛生標語と労働安全標語の概念について

 

 

「安全標語」という言葉は、建設工事現場や工場のみならず、交通安全についても広く言われています。いわゆる、安全に関する標語・スローガン全般による呼びかけ(注意喚起)ということでしょう。

 

ところがここで、労働衛生標語、労働安全標語、そして安全衛生標語という言葉で出てくるとその違いがどうもわからなくなって参ります・・。

 

この曖昧さ加減を解消してくれたのが以下のサイトです。

 

林業・木材製造業労働災害防止協会

 

 

ここでは、過去の作品を、「労働安全標語」と「労働衛生標語」に分類して公表しています

 

労働安全標語と労働衛生標語

 

 

ここの作品を見てわかったことは、「労働・安全」と名の付く標語は『危険・事故・災害からの安全確保』がテーマであって、同じく、労働や安全の言葉があっても、「衛生」という言葉が付く標語は『健康の確保』でメインテーマになってくるということでした。

 

あたりまえといえばそのとおりなのですが、これで筆者はすっきり致しました。

 

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