朝礼に不可欠なのはまず第一に経営者の熱き思いとそれを社員に伝えるための行動であり、第二に、これを受け止めた社員の自己成長へのチャレンジです
朝礼は会社や組織全体の団結に不可欠なコミュニケーションの場であるから、朝礼に苦痛を感じる人がいれば、朝礼のありかたへの見直しが必要。とはいうものの、実際の朝礼でスピーチの当番を前に話題やネタに悩む人は後と断ちません。曰く、朝礼は嫌だ、会社に行きたくない等々のうめき声が漏れ聞こえて参ります。
これを解決するカギは、まず第一に朝礼に対する「経営者側」の熱い取り組みの姿勢にあります。そして次に、「社員」など朝礼当番の取り組みの姿勢。この順番であるべきです。
朝礼が会社の団結に不可欠なコミュニケーションの場であるという深く強い認識が経営者にあれば、全社の共通目的を熱く語れるはずです。そして、その共通目的が社員全員とその家族、ひいては得意先にも利益をもたらすことをなんとしても納得させ、共々に前進しましょうという思いを伝えられるはずです。
リーダー(経営者)はこの思いを伝える時間を朝礼でわずかでも良いので必ず設けるべきでしょう。さらに、日々の行動の中にもこの思いを横溢させていく。ここから、ジワリジワリと熱き思いは会社全体に浸透していくものです。これができないリーダーによって「苦痛の朝礼」は作られてしまいます。経営者(リーダー)の覚悟と決意の行動がまず第一にありきなのです。
朝礼に対するリーダーの熱き思いが会社全体に浸透してくれば、社員の一人一人にも朝礼はけして義務ではなく自分たちにとっても必要なことでありむしろ権利である。といった意識が芽生えてきます。とはいえ、人前で話すのが得意な人もいれば苦手な人もいるのが常です。しかしこれは、どんな人にも得意な分野と不得意な分野が存在するということに過ぎません。
第二に朝礼当番の取り組みとして、自己の成長のために、自らの不得意分野の克服が必要となって来るわけです。会社の熱き思いを知った上での「自らの成長へのチャレンジ」です。この段階に至れば、朝礼のネタや話題への悩みはあっても、それはけして「苦痛」ではないはずです。朝礼のネタや話題への悩みは良きストレスとして成長へのバネにしていくことができます。
巷には朝礼のスピーチネタや話題が溢れています。にもかかわらず、朝礼が苦痛となっているのは、以上の機構・プロセスがなされていないに他ならないのです。
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