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平成23年度の全国安全週間の本週間(2011年7月1日~7日)が始まります。安全週間のための準備期間は2011年6月1日~30日であり、6月の一ヶ月間が全国安全週間の準備月間ということになります。全国安全週間の開始にあたっては、当年(本年はH23年度)の安全衛生標語が応募を経て、全国安全週間ポスターにも掲示されるので、多くの職場で目にする機会があろうかと思います。

全国安全週間の設定にあたっては、準備期間中と本週間の実施事項が明確に定められていて、労働災害防止活動の推進と安全に対する意識及び職場の安全活動の向上への取り組みがなおいっそう図られるよう配慮されています。

全国安全週間は厚生省(厚生労働省)が打ち出し、特別民間法人(とくべつみんかんほうじん)である中央労働災害防止協会(中災防)が音頭を取って実質的に推進しています。中災防の全国安全週間への取り組みは多岐にわたるようですが、個人的な実感としては、安全衛生標語の募集と発表がメインのように感じます。

多くの職場で安全衛生標語の募集が行われ、とにかく「標語を作ろう」という機運が高まる為、これと連動して、ポスターの掲示と共に全国安全週間の存在を意識することとなります。

関連ページ:安全週間の標語

安全衛生標語の作成には多くの人が苦慮されているようで、安全衛生標語の例などを参考にしようと関係する標語集や一覧などに殺到する状況が展開されます。安全標語そのものは、多くの企業のサイト等でも参照が可能ですが、安全衛生標語募集の本家本元は以下となります。

歴代年末年始無災害運動標語(安全衛生標語)
http://www.jisha.or.jp/slogan/result/slogan03.html

歴代年間標語
http://www.jisha.or.jp/slogan/result/slogan04.html

平成23年 年間標語
http://www.jisha.or.jp/slogan/result_2010.html

安全衛生標語
http://www.jisha.or.jp/slogan/index.html

全国安全週間とは(全国安全週間の起源

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昭和3年から実施されている全国安全週間は、産業界での自主的な、労働災害の防止活動を推進すると共に、広く社会の安全意識を高揚させて安全活動の定着を図ることを目的として実施されています。

全国安全週間の第1回目が我が国で行われるようになった起源(淵源)は、「安全第一」の表題の始まりにさかのぼります。以下に、その経緯を整理してみました。

世界一の製鉄所であったアメリカのUSスチール社のエルバート・ゲーリー会長が、1906年(明治39年)、会社の経営方針として「安全第一」「品質第二」「生産第三」を掲げて安全作業に関する施策に重点をおいたところ、労働災害の減少と共に製品の品質が向上して生産性も上がった。

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ゲーリー氏の実践の成果がアメリカ全体に大きな刺激を与えて1912年(大正元年)にシカゴに「国民安全協会」が創立された。

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欧米各国にも影響を及ぼし、1917年(大正6年)にロンドンに「安全第一協会」が設立された。

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大正6年、日本において、アメリカの安全第一運動の実績を視察してきた内田嘉吉氏が、蒲生俊文氏とともに「安全第一協会」を設立し、大正8年から東京で始めて安全週間が実施され、週間中の事故は通常の半分に減少した。

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安全第一運動が全国に広まる。

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昭和3年に第1回「全国安全週間」が実施される。第1回全国安全週間のスローガンは、「一致協力して怪我や病気を追い払いましょう」でした。

安全衛生標語と全国安全週間スローガン

中央労働災害防止協会(中災防)では、各種キャンペーンの一環として、安全衛生標語の募集を行っており、標語募集の詳細は中災防のサイトで知ることができます。ただ、募集・応募の結果、決定した全国安全週間の安全衛生標語は厚生労働省の名の下に厚生省のサイトにて発表されています。

発表される際には、安全衛生標語は、例えば「H23年度全国安全週間の[スローガン]」として打ち出されており、標語の応募がスローガンの発表となっています・・。特殊法人から特別民間法人への移行と、その背後にある組織上の事情が関係しているのでしょうか(あくまでも個人的見解です)。

安全衛生標語(中災防)
http://www.jisha.or.jp/slogan/index.html
平成23年度全国安全週間スローガン決定(厚生省)
http://www.mhlw.go.jp/topics/2011/04/tp0427-1.html

H23年度全国安全週間スローガンの特異性

H23年度全国安全週間スローガンは
 『安全は 家族の願い 企業の礎 創ろう元気な日本!』
です。
平成23年度全国安全週間スローガン決定|厚生労働省より引用)

このスローガンは、企業を支えるのは労働者であること。故に労働者の安全こそが、その家族が安心して暮らすための大前提であると共に企業の力の源(みなもと)であることがアピールされています。そしてスローガンの末尾には、今般の未曾有の大震災を克服して元気な日本を創ろうというメッセージが盛り込まれています。「創ろう元気な日本!」という国民総意の呼びかけ(宣言)は、平成23年度の全国安全週間スローガンの時代的特異性と言えましょう。

安全衛生情報センターの東日本大震災関連情報
http://www.jaish.gr.jp/information/sinsai.html

全国安全週間の準備期間と本週間

全国安全週間の準備期間は6月1日から6月30日と定められていて、いわば6月が全国安全週間の準備月間となっています。この準備期間に準備する内容は、各業種・業界毎におけるリスクマネジメントの為の具体的体制の見直しと新たな体制作りと言えましょう。

この準備期間こそが重要であり、各団体や企業は準備期間に、企業・労働者全般にわたる安全確保の体制と心構えを終えて、全国安全週間の本週間(7月1日から7月7日)を迎えることとなります。

平成23年度全国安全週間:準備期間中の実施事項
http://www.unso-sr.com/topics/2011/04/post-948.html

平成23年度全国安全週間:本週間の実施事項
http://www.unso-sr.com/topics/2011/04/post-949.html

平成23年度全国安全週間実施要綱
http://www.jisha.or.jp/campaign/anzen/youkou.html

年に一度の全国安全週間。この機会を契機に職場での労働災害防止活動の大切さを再認識すると共に、安全活動に積極的に取り組みたいものです。

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