安全衛生標語と例文

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安全衛生標語は健康・健全に
安全衛生標語を作り、また、作らせていくという活動は安全衛生意識を職場にまた、社会に浸透させていく上でなくてはならない活動です。慣れや惰性から、ともすれば希薄になりがちな安全衛生意識。とは言え、危ないから注意を!という通りいっぺんとうの、ともすればウルサイ存在と思われてしまう傾向があるのも事実。今年もまた安全衛生標語の時期が来たな、面倒くさいな・・、という人もあれば、家族をあげて真剣に安全衛生標語の作成に力を入れる方もいらっしゃいます。時に家族の気持ちが反映された標語集や作品集の中の秀逸な作品を目にすると涙さえ浮かんで参ります・・。安全衛生も安全衛生標語の作成も健康的かつ健全に推進したいものです。ここでは、安全衛生標語の大元となる、安全衛生について考え、衛生標語とは何かについて考えてみたいと思います。

安全衛生活動と会社の健康的な発展

安全衛生を追求する、安全衛生面を向上させるということは一言で言えば、「快適な職場環境を整備すること」と言えましょう。快適な職場環境とは企業も従業員も心身共に健康であり続ける職場環境であるということです。

人にとって何が快適か、ということは人それぞれに個人差があって難しい問題ですが、より多くの人にとっての「快適化」を目指すことを指針とすべきでしょう。安全衛生の追求は快適化の追求であるということです。そして、快適化の追求の指針は「心身にわたる健康」であることを重ねて申し上げたいと思います。

職場における快適化への第一歩は何から着手すれば良いのでしょう。よく言われることは、職場のハード面における「不快な要素・要因」を取り除くことから着手すべきであるということです。危険である・汚い・不便であるといった、いわゆる物理的マイナス環境の除去ということです。不快な要素の除去は快適化への前進であり、安全衛生への前進に違いありません。

しかし、不快な要素はハード面だけではありません。労働時間や仕事のやりがい、そして職場の人間関係も、時に不快な要素として大きなウェイトを占めることがあります。いわゆるソフト面における快適化への推進ということですが、中でも職場の人間関係の占める割合が大きいことは多少なりとも社会経験のある人であれば実感するところではないでしょうか。

職場環境を占める人間関係の環境

職場の人間関係職場環境のほとんどを左右するものと言って良い程に大きなものです。現場の職業が3Kと言われるようなものであっても、また、けして衛生的な職場環境ではなくとも、良好で和気あいあいとした人間関係が築かれていれば、そこに働く従業員の方々は幸せです。ソフト面で優れたこういった環境に、ハード面での職場環境向上の後押しがあれば職場の喜びは倍加し、真の安全衛生が確立されていくことでしょう。

職場の人たちがお互いに思いやりの心で接すれば人間関係は良くなり、職場の環境は見違える・・とは良く言われることです。しかし、人それぞれに生まれも育ちも様々で人間関係における価値観も様々です。何をもって思いやりの心となるのか自体が明確ではありません。思いやりの心とは「相手の気持ちになって考えること」ではあるのですが、その度合いも人それぞれです。時に、チョッとした言葉のやり取りの中に反目しあう要素があったりと人間関係は複雑です。

管理職は人間関係を管理 職場における人間関係の良し悪しは従業員のモチベーションと企業の生産性にも影響があることは必至です。故に、人間関係の環境に問題があれば、管理職はその改善に尽力すべきであり、また管理職は従業員から信頼される存在でなくてはなりません。時に、人間関係の改善はおろか、パワハラ行使に至る管理職や上司が存在することは悲しい事実です。安全衛生の何たるか、心の安全衛生の重要性を企業・会社の存続にまで結びつけて考えることが管理職には求められます。職場環境の改善とは人間関係の改善であり、管理職の使命の概ねが良好な職場の人間関係の構築にあることを銘記したいと思います。

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安全衛生標語の例

何事も例を習ってということが言えます。安全衛生標語の例(例文)の中でも優秀な作品を例に安全衛生標語の作成に取り組んでみましょう。標語の例文は各企業のサイトに散見されますが、労働安全衛生のトップと言えば中央労働災害防止協会(中災防)です。ここには例として学べることの多い秀逸な作品が掲載されています。全国トップレベルの安全衛生標語の一覧と作品集があります。標語例文の参照はまず中災防からはじめてみましょう。

毎年の10月1日から10月7日が全国労働衛生週間で、9月1日から9月30日がその準備期間とされています。
<参考サイト>
中央労働災害防止協会・全国労働衛生週間のページ

また、毎年の5月中旬が安全衛生標語募集期間となっています。毎年、多くの安全衛生標語の作品が応募されて、その中から優秀な作品が公表されています。安全衛生標語を作成する上で多くの例(例文)を参照することができます。 <参考サイト>
歴代年末年始無災害運動標語
歴代年間標語

【安全衛生関連サイト】
安全衛生情報センター
厚生労働省

人間関係を構築する基(もとい)と言っても、それは個人個人の人間性に依存するところが大きいのも事実です。しかし「快適な職場環境の整備」にあたり、受身であっては、それは前進しません。職場・組織における人間関係の向上は「適材適所の人事」にこそあるのではないかと思います。

ハード・ソフト両面にわたる、不快要素の除去から開始した安全衛生の推進は、やがては職場の快適性の高さへと繋がり、モラルの向上・労働災害の防止・健康障害の防止へと実を結んで職場の活性化に良い影響を及ぼしていきます。このように、安全衛生の追求は会社の発展そのものに寄与する重要な事業なのです。

職場環境の標語と衛生標語について

安全面において職場環境を改善していこうという標語は通常良く目にするところです。事故を未然に防ぐために危険物を危険なところに置かないとか、指差し確認を初心に戻って行う等々の標語が多いと思います。また、企業側には職場環境配慮義務があるので、特にハードの面においては環境配慮に気をつけていただきたいものです。時に、経営者側・企業側からの命令口調ではない、職場環境配慮義務を意識した職場の従業員を包み込むような標語が発表されても良いのではないかと思うことがあります。

職場環境アンケートに出ない深い問題

さて、月並みな衛生標語はともかくとして、職場環境アンケートなどを実施しても表面化されない、それでいて深刻な職場環境の問題について考えてみたいと思います。それはひとえに「人間関係」です。人それぞれに相性というものがあり、職業上のお付き合いにしても向き不向きが存在するのはいたし方ないことです。そこは良識をもって対処するより他はありません。しかし、なぜか不思議なことに、どこの職場(現場)に行っても『居てもらっては困る人』が現実に一人はいるものです。

この歴然たる事実(現実)にお気づきの方も実際多いのでは・・。そしてこの問題が多くのやる気のある従業員のモチベーションを低下させ、時にうつ病の発症にまで繋がるケースも引き起こしています。現場直結の経営陣をもって、こうしたソフト面における職場環境の改善に心していただくことが最も肝心なことと思われてなりません。環境標語や衛生標語、はたまた職場環境改善アンケートなどにはけして浮上しないであろう問題の解決。これこそ、経営陣の職場環境改善義務ではないかと思います。

【その他の企業関連主要スローガンへのリンク】
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